外部研修参加を内部化

例年、新卒採用人数は多くても10名ほど配属はそれぞれバラバラになるため、自社では行わず新入社員研修は外部依頼。商工会議所の新人研修コースから、ビジネスマナー、社会人としてのコミュニケーション、ビジネス文書・メールの書き方など、複数を選んで受講する形式で、他社の新入社員と合同であるというスケールメリットを感じていた。一般的なビジネス基礎研修としては十分と評価してきた。

課題形式・講義ライブ配信

ところが、昨年はこのコースがすべて中止となり、自社としても対面研修実施にはためらいがあり、ともかく自宅で自分で学習してもらう研修を準備した。挨拶や電話、訪問などのビジネスマナー、社内での報連相、基本的な社内文書の書き方など、参考書と急遽まとめたマニュアルを送って、レポートや簡単なテストを受けてもらった。

自社についてのオリエンテーションは、社内で行っていてパワーポイントの資料もあり、昨年の様子を録画したビデオもあって、配信ソリューションを導入した。またアンケートやクイズもオンラインで行った。十分な準備とは言えないが、一応オンライン化したと言える。資料はビデオ視聴後に送って、やはり内容をまとめたレポートの提出で完了。

研修の結果と効果

従来の研修では、参加する新入社員にはよい意味での緊張感があったが、自宅での研修は学生時代との境目もはっきりせず、レポートも学生の延長、就職活動の延長という内容になってしまっていた。結局、出社が可能になってから、場所や時間を工夫して、自己研修部分はもう一度おさらいが必要になった。

ビデオ配信と資料送付部分については、講師に質問をする機会を作ったことで、分からない部分を詳しく知ることができた、実際の業務とどのようにつながるかが社内で聞くとわかりやすかったなど好評、講師側からも事前に講義を読んで理解しておいてもらう方が、内容をより進めることができるとの意見が出た。

ブレンディッドラーニングを目指す

ビデオ配信でお世話になったサービスプロバイダーの方から、教材を送付しての通信教育、オンラインでのビデオ講義、そして対面での研修をミックスした今年の研修について、「まさにブレンディッドラーニングですよ」と教えてもらいました。今年は結果を見て対応しただけで、意図したものではないが、来年度に向けてブレンディッドラーニングの本格化を考えている。

形式としては、読んで覚えてもらう→テストで確認、ビデオを見て理解してもらう→講師と対面で質疑応答という二つが柱となる予定だ。読んで理解できること・読むだけでは不十分なこととを分けて、不十分なことについては、ビデオ講義+対面研修とする準備が、課題である。

受講者が事前に予習をして集合研修に参加するブレンディッドラーニングは、昨年のオンライン化以降、企業も教育機関も採り入れることが多くなっているようです。リモートでの個人学習、オンラインでつながっての学習、対面での授業など、どのような内容がどの形式に最適かを考えて、それぞれの形式の長所を組み合わせてより良い形式としたハイブリッドラーニングとして実施することも可能です。

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