学習の最適化

工事とか安全管理とかに関係する仕事で、現場に出る前の研修必須である。従業員のバックグラウンドは様々で、専門学校で専攻してきて基本知識もあり資格も持っている新卒、少し知識の凸凹はあるけれども業務として他社で経験を積んできた中途採用者、全く違う業界からの転職者など差がある人材が集まっていることが、これまでの集合研修で常に問題となってきた。

今回、集合研修が中止になったことで、この問題点をクリアーできる研修方法について、研修担当者間で考えることとなった。

プログラム学習から発想

学生時代にプログラム学習の問題集で弱点補強したと言う研修担当者がいて、その形式を発案してきた。問題を解いて自分で答え合わせ、正解かどうかとか正解率で、次に解く問題が違うという。たとえば1番~5番まで全問正解だったら20番の問題、全問不正解だとよく似た6~10番とか、同じ問題集でもほぼ全頁を解く生徒と3分の1ぐらいで1冊終わるなど、問題のレベルも量も違うという。

全員に浅く広く共通知識を持たせることではなく、それぞれの必要性に合った内容を研修させたい、集合で行うわけではないから研修時間数や内容の幅や量にバラツキがあってもいいのではないかという方向で、研修を再検討した。

eラーニングでアダプティブラーニングをスタート

研修のオンライン化にあたって、このプログラム学習の話を、eラーニングシステムの会社に相談したところ、受講者個別に対応するアダプティブラーニングはeラーニングの得意なところと説明を受けた。紙の問題集であると、人によっては取り組まないページが出てしまうが、eラーニングではそのような無駄がない。

実際に取り掛かると、教材は内部で考えたので大変で、細かい設定は時間不足でできなかったが、最初のレベル分けテストに合わせて、どこから始めるか、どの分野を学習するか、途中の確認テストの結果で復習をするか、次に進むかなど、ある程度、受講者に合わせることができたと感じている。

学習の最適化、適応学習などとも言われるアダプティブラーニングは、eラーニングシステムで実現しやすく、またそれぞれの受講者の進捗管理もリアルタイムで可能です。どこまで最適化するかの枠を決めて、まずはスモールスタートの取り組みで始めて様子を見て発展させていくことができます。

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