講義を録画して視聴

ある教育機関では、オンライン講義を5月半ばから開始した。準備にかなり手間取り、もしかしたら登校可能になるのではという期待もあって、本格化は考えずに開始。4月の休講期間は、各専攻に合わせた導入教材としての資料と課題を郵送してしのいだ。

時間割を組み替えると、講師手配もすべて見直す必要があるため、講師は時間割通りに登校、Zoomで録画してクラウド保存で、ブラウザで見てもらう方式をとった。リアルタイム配信は、開始前に行った学生の視聴環境を考えるとむずかしかったという。

録画時間がポイント

対面でも座学が60分続けば、集中力が切れる学生が少なくはないため、90分講義をそのまま録画は考えず、時間をどれぐらいにするか、残りの時間をどのように使うかなど、実施前にかなり相談の時間をとった。

結局、40分から最長でも60分ぐらい、板書を入れながら講義する、トピックごとにパワーポイントで作成した資料をはさむなど、講師それぞれの工夫もあり、一律ではない形で録画した。

90分授業を組み立てる

リアルタイム配信ではないため、双方向性は考えず、あくまでも対面再開までのつなぎであると予定していた。そうした状況が続く中で、基本的な知識の定着を確認したいという科目や、検定試験受験を予定している科目で、学生の理解度をeラーニングで確認できるのではないかという意見が出てきた。

そのため、講師・学生双方がすぐに使える、ブラウザでログインすればいい、確認テストの形式は科目によって違うので自分たちでテスト作成・アップロードが簡単にできる、短期間使えるという条件で、eラーニングシステムを急遽、導入した。講義とeラーニングで90分という考え方で、対面の講義でも最後に確認テストをする、意見を書かせるなど「作業」の時間をとるという科目での利用が多かった。

講義動画を補うためのeラーニングシステム一時的導入であったが、対面授業が再開されてからも引き続き使っていきたいという声が多く、後期の授業でも一部利用を開始している。アップする確認テストの内容や形式を新しく考える必要はあるが、すぐに採点がでる、その結果が積み上げられていくことが、何よりもの長所だと考えている。来年に向けて、科目特性や学生の状況も考えながら、eラーニング導入の本格化を検討している。

eラーニングシステムの選定には、使用感を体験することが必要です。システムのデモ環境をお渡しするベンダーがほとんどです。ぜひデモ環境をシステムを試してください。またご利用も4月の1か月だけなど、時期や期間のご相談ができるベンダーもあります。

【困ったら】eラーニングベンダーに聞いてみよう