12.デジタル教育で重要なモチベーション設計と手法(2017年4月更新)2017.04.11

ニーズの分析が勝負の分かれ目!インストラクションデザイン考

モバイル端末でもPCでもスキマ時間にでも始められる、便利なeラーニングがある、だが始めようとしない、続かないという受講者が必ず出る。そのとき、「なぜ」と考えることが担当者には重要だ。

モチベーションは教育においても大切

なぜ、eラーニングしないのか、それは動機づけが不十分だからだ。合同研修で講師や人事部が目の前にいれば、やらないわけにはいかない。しかし、いつでもどこでもできるからこそ、動機づけがないと後回しになりやすいのだ。

内容がどれほど大切で充実していても、その提示の仕方や順序などによっては動機づけに失敗することもある。そこでインストラクションデザインが必要になる。

インストラクションデザインとは?

教えることの科学と技術

インストラクションデザインまたはインストラクショナルデザインは、IDと表され、教育や研修の効果や効率、そして魅力をたかめるために、科学的に体系立てて設計していく知識であり技術である。

集合研修では、講師が受講者の反応を見て講義の進め方や内容を調整していくことが可能だが、eラーニングではそれができない。コンテンツに魅力を感じて効率よく学び、学習効果を高めるためには、それが可能になる設計にしなければならない。

教育も費用対効果を考える

IDのサイクルは、仕事の流れPDCAサイクルと同じように、分析・設計・開発、教育の実施、評価、さらに実施後の分析・改善と回っていく。教育ニーズの分析から始まり、実施後にeラーニングの学習目標、教育内容、評価方法を受講者のフィードバックも含め分析し、改善につなげる。

教えたいこと・学びたいこと双方のニーズを分析する

最終ゴールすなわち到達目標に向かってデザイン(設計)する

学習過程で学習者から講師に向って発せられる質問が、「何のために?」である。何を今、なぜ学ぶかという必要性を特に成人学習者には伝えなければならないのは、対面での授業でもeラーニングでも同じである。最終ゴールに向かって、どのような教材をどのような順番で学ぶかというデザインを考えることがポイントである。

ID設計がしっかりしていれば動機づけにつながる

eラーニング研修で何を教えたいかというニーズが、受講者のニーズ(必要性、レベル、タイミングなど)に合っているか、またはニーズがきちんと受講者に伝わるようにデザインされているかのスタートが重要。やってみれば分かるではなく、最初に伝えることが受講の動機付けとなる。

ニーズ分析って何をする?

  • 個人的なニーズ =企業が何を教えたいか、受講者は何を求めているかというニーズ。
    たとえば、業務で必要な英語会話力や、ビジネスマナーなど。
  • 企業の中長期的なニーズ=研修や教育を通して、だんだんと理解を深めてほしい知識や技術、価値観など。
    たとえば、個人の日常業務ではなく課や部全体の業務内容、企業文化など。
  • 時代や社会のニーズ=時代や社会の変化から生じるニーズ。
    たとえば、現在ならば個人情報保護の知識、コンプライアンス、ハラスメントのことなど。

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この記事のまとめ

eラーニングの効果や効率、受講率や持続率アップのためには、コース全体のカリキュラムや内容を体系だてて設計するID(インストラクションデザイン)がとても大切。IDは最初のニーズ分析の重要性が高く、それには短期的・長期的な視点も必要だ。

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