9.ここが決めポイント!教育システムのカスタマイズ2017.01.23

受講率アップのためには、eラーニング担当者が受講者を「お客様」と考えることも重要である。具体的には、お客様目線で考える、すなわち「受講するのが当然」と受講者の立場からeラーニングのシステムや教材を検討することである。インターネットで色々な企業のサイトを見ていても、見づらい、調べにくいと感じるように、開始から終了まで付き合うeラーニングのデザインやコンテンツにも魅力が必要だ。

まず、学びやすさをチェックしよう。受講者の使いやすさ=学びやすさが、受講しようという気持ちをおこさせ受講率にもつながっている。受講者の受講時間帯や一回の受講時間、PC操作への慣れ、使用するPCやタブレットなどの画面の大きさなどについて、使いやすさを検討しゼロからオーダーし自社にぴったりのeラーニングを作ることは、費用や時間から考えると一般的ではない。
既成のeラーニングシステムであっても、小さなカスタマイズから大きなカスタマイズまで対応できる企業もあることを知っておこう。

魅力的な教育にカスタマイズがかかせない

では、カスタマイズって何ができるのだろうか?カリキュラム、コンテンツ、デザイン?何をカスタマイズすれば良いのか、考えていこう。

カスタマイズはどういうメリットがあるの?

カスタマイズは低コストで制作期間も短縮できる

カスタマイズは、そのまま完成品としても使えるeラーニングを利用するため、提供する企業の側では制作コストも時間も節約できる。導入する側にとっては、ゼロから考えるわけではなく「ここをこうしたい、ああしたい」と要望が言いやすい。利用できるものはそのまま使い、変更したいところを見つけていけばよいのだ。

それでは、これまで実際に行ってきたカスタマイズの例を見てみよう。例から何ができるかを知り、自社のeラーニング導入についてのチェックポイントにしたい。

実際によくあるカスタマイズの要望は?

自社の事業分野、研修内容にマッチしたデザインが欲しい

まず、デザインについての要望が多い。研修なんだから内容が重要でデザインなんて気にしないという考え方では、eラーニングを導入する意味がない。導入企業や団体、機関の事業分野にマッチしたデザイン、画面を見ればどのような研修か使いやすいさも含めてデザインで伝えることは、eラーニング導入の大きなメリットでもあり当然の機能でもある。

受講者のレベルや学習進捗度によってテストの出題傾向を変えたい

eラーニングでは、コースや科目で履修期限はあっても、その期間内でどのように学習を進めるかは受講者によって異なる。LMSによって個人の学習進捗度・テスト受験及び結果を把握すると、もっと個人個人の学習速度やレベル、理解度のバラツキなどを考えて、テスト内容を変えたいという要望もとても多くなる。テストだけではなく、レベル別に難易度が異なる教材を用意したいといった相談もある。

必修科目や科目受講順序を設定したい

受講者個人に受講科目の順序や選択を任せると、得意な科目やわかりやすい科目を先に選んでしまい、基礎から応用へというカリキュラムが崩れる、後になって受講率が下がるなどにつながる。そこで講座の選択順序やある講座を受講しないと次の講座に進めないなどの制限設定の要望も多い。受講者にとっても、必要度が高い講座、自分のレベルにあった講座から受けていくことが望ましい。

教材内容を、社会情勢や関連法令などの変更に対応させたい

ここ2,3年、企業のeラーニング講座で増えているのが情報の保護、顧客や従業員との関係、経理関係など様々なコンプライアンス研修。このような研修では、社会の考え方の変化、関連法令の変化によって内容の変更も求められる。教材内容のカスタマイズ=編集ができる機能も必要だ。

テスト結果と共に講座単位での学習履歴を把握したい

eラーニングは、受講者の学習進捗度をテスト結果で管理するが、テストだけが理解度の把握手段ではない。教材のページ単位で「どこまで学習したか」というきめ細かい管理もカスタマイズで可能になる。

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この記事のまとめ

デザインやテスト内容、ページ単位の構成など教材内容、学習管理の方法などをカスタマイズすることは、学習の動機づけや持続につながる。eラーニング導入時にはカスタマイズについても考えたい。

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